輝く鬼は奇しく笑う

妖しく怪しく奇しく

トリコロール

 

2018年ロシアW杯が終わった。

フランスの優勝で幕を閉じたわけだが、俺は大会前からフランスの優勝を予想していた。

もちろん予想が当たったのは偶然とも言える。だがしかし!俺は俺なりの理由がいくつかあったうえで予想した。ここでは単なる偶然ではなく、理論に基づいて当てたということにして話を進める。進めさせてもらう。

 

 

それでは「なぜ俺がフランスの優勝を予測できたのか?」についてまとめていく。

 

まず今大会の優勝候補を挙げてみる。

f:id:kikikaikaik:20180716032536j:image

有名ブックメーカーの優勝オッズ画像からわかるように、優勝候補の大本命はブラジルとドイツ、次いでフランスとスペイン、その他アルゼンチンやベルギー、イングランドなども可能性ありという感じだった。

個人的に優勝候補だと思っていたのは、上からブラジル、ドイツ、スペイン、フランス、ベルギーの順で考えていた。

戦力を10点満点評価すると、「ブラジル10点ドイツ9.5点スペイン9点フランス8点ベルギー7点」こんな感じのイメージだった。

ではなぜこの中からフランスを選んだのか説明していこう。

 

 

 

 

 

 

俺が優勝候補を予想するうえで大切にしたのは「センターライン」「トーナメント表」「スタイル」「ジンクス」だ。

 

 

 

 

 

 

まずはセンターラインの話。

これはフォーメーションにおけるセンターライン、つまりGK、CB、DMF、OMF、CFの選手がしっかりしているかを評価した。特にGKとCF、そしてDMF、アンカーの選手を重要視した。また10点満点評価していくよ。

 

ブラジルのセンターラインは9点

GKアリソン

DMFカゼミロ

CFガブリエウ・ジェズス

GKとDMFは完璧、CFも申し分ない。アリソンとカゼミロは超一流。懸念点はジェズスが若いこととCFに背の高い選手がいないこと。

 

ドイツのセンターラインは8点

GKノイアー

DMFケディラ、クロース

CFヴェルナー

個人的にドイツのセンターラインは少し不安。ノイアーは怪我から復帰したばかり。ヴェルナーはまだ若く、ケディラは一流だがカゼミロやカンテ、ブスケツと比べると少し劣る。(ケディラのプレーそんなに見たことないけど)

ポーランドの監督は老いたクロースっぽかったです。(こなみかん)

 

スペインのセンターラインは9.5点

GKデ・ヘア

DMFブスケツ

CFジエゴ・コスタ

10点でも良い。デ・ヘアブスケツは間違いなく世界最高の選手。ただCFがパッとしない印象。ファーストチョイスが決まってなさそうだったし。結局ジエゴ・コスタ点取ってたからこの予想は外れたんだけど。

モラタが調子良くてメンバー入りしてたらなぁ。

 

フランスのセンターラインは10点

GKロリス

DMFカンテ、ポグバ

CFグリーズマン、ジルー

フランスのセンターラインは完璧に近かった。欲を言えばGKが物足りない気もするが。カンテの存在は偉大。CFはグリーズマンだけでなく、高さのあるCFジルーがいることも大きい。

ちなみにジルーは今大会枠内シュートがなかったらしい。出場していないと恋しくなり、出場していると不満が出てくる、憎めない男ジルー。

 

ベルギーのセンターラインは 8.5点

GKクルトワ

DMFヴィツェル、デブライネ

CFルカク

クルトワルカクがいるからなんとかゴール守れて、なんとかゴール奪えると思ってた。ヴィツェルは青い瞳が綺麗でした。(ヴィツェルのプレー見たことなかったから何とも言えない)

正直アンカー、DMFの選手は物足りなかった印象。デブライネは最高だけどね、DMFではないね。

 

 

まとめると、ブラジル9点ドイツ8点スペイン9.5点フランス10点ベルギー8.5点。

まぁちょっとフランス贔屓したけど、俺が重要視したのは「GKの質」「DMF、アンカーの質」「高さのあるCF」だ。

さすが強豪国なだけあって、どの国も優秀なGKはいた。

アンカーの選手は、

ブラジルのカゼミロ

スペインのブスケツ

フランスのカンテ

この3人が飛び抜けていると思っていた。

そして高さのあるCF。高さのあるCF(基準は190㎝前後くらい?)がいた国は、

ドイツ:マリオ・ゴメス(189㎝)

フランス:オリヴィエ・ジルー(193㎝)

ベルギー:ロメル・ルカク(190㎝)

この3つの国だけだった。

 

つまり優秀なGK、優秀なアンカー、高さのあるCFがいる国はフランスだけだったのだ。

 

 

 

 

 

 

次はトーナメント表。

グループリーグを抜けてどの国と対戦することになるかということも予想した。


f:id:kikikaikaik:20180716053043j:image

ブラジルはE組、ドイツはF組、スペインはB組、フランスはC組、ベルギーはG組。

それぞれどんな対戦相手になるか予想していこう。特にベスト4までの道のりで強豪国と対戦するかどうかを考えた。トーナメントを勝ち抜く難易度の3段階評価もしていくよ。

 

まずはブラジル

ブラジルは間違いなく1位通過するだろうと予想した。ベスト16ではF組2位抜けと対戦することになり、その次はおそらくG組1位抜けとの対戦。F組2位抜けにもしもドイツが来てしまったら、G組1位抜けはベルギーが来るだろうなと考えたら、ブラジルの優勝は簡単ではないなと感じた。

ブラジルの勝ち抜く難易度:hard

 

次にドイツ

ドイツは通過しないと思っていた。グループリーグ初戦はメキシコ相手で相当苦労すると思っていた。まぁ通過しないと思った理由は後述するとして、1位抜けならベスト4までは簡単、2位抜けならブラジルとの対戦と予想した。

ドイツの勝ち抜く難易度:知りません

 

スペイン

スペインはグループリーグ初戦がポルトガル相手だったから2位抜けも充分あり得ると思っていた。というか監督交代もあったし、ポルトガルに負けると思って2位抜けを予想した。結局1位抜けだったけどね。2位抜けの場合、ベスト16でA組1位抜けのウルグアイと対戦、次はC組1位抜けのフランスだと思ったから厳しいと予想。でも1位抜けしたらベスト4までは簡単だからなぁという気もあった。

スペインの勝ち抜く難易度:normal

 

フランス

フランスはグループリーグ初戦オーストラリアだったから間違いなく1位抜けだと思っていた。トーナメント的にフランスは恵まれていたと思う。フランスはベスト4までの道のりで個人的優勝候補5ヶ国のうちスペインとしか対戦する可能性がなく、日程的にも決勝では有利。準決勝であたりそうなブラジルとの対戦だけが心配だった。

フランスの勝ち抜く難易度:easy

 

ベルギー

ベルギーは予想が難しかった。1位抜けするとは思っていたが、ドイツが敗退した場合は2位抜けのほうが勝ち抜きやすいしなぁという感じで。基本的にはドイツがグループリーグを突発すると仮定して、ベルギーは1位抜けすると予想した。ベスト16のH組2位抜けは勝てると思っていたが、次がブラジルとの対戦だから厳しい。

ベルギーの勝ち抜く難易度:hard

 

まとめると、

ブラジル難易度:hard

ドイツ難易度:知らない

スペイン難易度:normal

フランス難易度:easy

ベルギー難易度:hard

まぁトーナメント表を全部予想なんてできないからここはそんなに気にしなかった。それでも勝ち抜きやすいか、勝ち抜きにくいか、ざっと考えることは重要だと思っていた。

 

トーナメント表的には、フランスが有力、次いでスペインと考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

次はスタイル。

どんなスタイルのサッカーをするのかを評価した。大きくわけると、「自分たちでボールを持つポゼッション型」と「相手にボールを持たせるカウンター型」に分けられると思う。ユーロ2016でポルトガルが優勝したこと、CL決勝がリヴァプールvsレアルマドリードだったことから、間違いなくカウンター型のチームが勝ち上がってくると思っていた。

 

正直各国の親善試合とかを見てたわけじゃないから、各国のサッカースタイルを理解なんてできてなかった。

ただ、ドイツとスペインはポゼッション型、ブラジルとフランスはカウンター型、ベルギーは謎というイメージがあった。

もちろん、強豪国だからポゼッションもカウンターもできるとは思っていたが、基本的にはこんなイメージだった。

 

サッカースタイル的には、ブラジルとフランスが有力だと考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

最後は一番重要視したジンクスだ。 

正直重要視した比率はジンクス50%センターライン20%サッカースタイル20%トーナメント表10%くらいだ。それくらいジンクスは当たるもんだと思っていた。

結構いろんなジンクスを調べたが、今回は有名なジンクスだけ挙げてみる。

 

その1 優勝国は必ず自国の監督

今まで優勝した国は、必ず自国の監督が率いていた。このジンクスがあるからスペイン国籍のロベルトマルティネス監督が率いるベルギーの優勝はないと判断した。

 

その2 開催大陸の国が結果を残す

欧州開催では欧州の国が優勝し、南米開催では南米の国が優勝することが非常に多い。2014年のブラジルW杯ではドイツが優勝したけどね。このジンクスから、ブラジルの優勝は難しいと考えた。

 

その3 前回大会優勝国はグループリーグ敗退する

その4 コンフェデレーションズ杯優勝国はW杯で優勝できない

これらのジンクスがあったからドイツの優勝はないと思っていた。というかグループリーグで敗退すると思っていた。グループリーグ敗退したことがないドイツに限ってそんなことはないような気もしたし、2014年ブラジルW杯で南米開催なのに優勝したドイツにジンクスが当てはまらないような気もしたけど。W杯直前の親善試合で負けてたのと、この2つのジンクスがあったからドイツの優勝はないと判断した。

 

ジンクス的には、ドイツとベルギーの優勝はないと判断し、ブラジルの優勝は難しいと判断した。

 

 

 

 

 

これらが俺が優勝候補を予想するときに参考にした判断材料だ。

フランスは理想的なセンターラインに、勝ち抜きやすいトーナメント、トレンドを踏まえたサッカースタイルを持っていて、何より不吉なジンクスがなかった。

これが俺がフランスの優勝を予想した理由だ。

 

優勝候補を総合的にまとめると、フランスが最有力、次いでブラジルとスペイン、ドイツとベルギーはないだろうという感じだった。

 

 

 

 

予想があたって嬉しいし、フランスがチームとしてまとまっている姿が見れて良かった。

おめでとうフランス、ありがとうフランス。